総務省 京都市の宿泊税の変更に同意 1泊10万円以上は1万円に
2025/10/15
総務省は10月3日、京都市から協議のあった法定外目的税の変更について、同日付けで同意したことを発表した。

京都市の宿泊税は「国際文化観光都市としての魅力向上」と「観光の振興」に活用されてきたが、「観光」の推進に加えて、市民生活と観光のさらなる調和・両立を図るため、観光が市民生活の豊かさにつながっていることを実感できるような施策を推進するため、その取り組みの費用として宿泊税の税率(税額)の引上げが検討されてきた。
現行の宿泊税は、一人1泊につき2万円未満が200円、2万円以上5万円未満が500円、5万円以上が1000円の3区分だった。今回の変更により、6千円未満は200円に据え置き、6千円以上2万円未満を400円、2万円以上5万円未満を1000円、5万円以上10万円未満を4000円、10万円以上を1万円の5区分に見直される。
修学旅行等の参加者(引率者も含む)のほか、認定こども園、保育所等の行事の参加者(引率者も含む)は、現行と同様、課税が免除される。
引き上げ後の税額は、令和8年3月1日から施行される。